遺品買取がおすすめな遺品整理業者10選｜優良業者の選び方・相場・口コミも紹介

遺品整理を進める中で、「これって売れるのかな？」と迷う場面に直面した経験はありませんか？

大切な故人の思い出が詰まった品々を処分するのは精神的にも負担が大きく、できるだけ無駄にせず、適正な形で手放したいと考えるのはごく自然なことです。

しかし、いざ買取を検討しようと思っても、「どの業者に頼めばいいのか分からない」「適正な査定額を提示してもらえるのだろうか」「悪質な業者に騙されたらどうしよう」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、遺品整理と買取の両方に対応してくれる信頼性の高い優良業者10社を厳選してご紹介します。これらの業者は、遺品整理士の有資格者が在籍し、貴重品の適正査定はもちろん、故人やご遺族の気持ちに寄り添った丁寧な対応が特徴です。

家具・家電・ブランド品・貴金属・骨董品など、幅広い品目の買取実績があるため、整理費用を抑えながら納得のいく整理を実現できます。

この記事を読むことで、遺品整理と買取を同時に依頼する際の業者選びのポイントや注意点、買取対象となる代表的な品目とその相場、さらには買取できない品の処分方法までを網羅的に理解できるでしょう。

この記事でわかること
・買取もできるおすすめの遺品整理業者10社の特徴
・遺品整理と遺品買取の相場
・優良な遺品整理業者を選ぶ5つのポイント
・買取が難しい遺品の処分方法と注意点
・遺品整理・買取でよくあるトラブル事例とその対策

こんな人におすすめの記事です
・遺品整理と買取をまとめて依頼したい方
・なるべく整理費用を抑えたいと考えている方
・信頼できる遺品整理業者を探している方
・故人の思い出を大切にしながら整理を進めたい方

遺品買取がおすすめな遺品整理業者10選

遺品整理と買取に対応するおすすめの業者を10社ご紹介します。

・不用品回収ラクエコ
・不用品回収センター エコクリーンラボ
・不用品回収エコホワイト
・遺品整理プログレス
・遺品の整理屋さん
・遺品整理みらいプロセス
・ライフリセット
・遺品整理のキーパーズ
・しあわせの遺品整理
・遺品のエンドロール

これらの業者は、遺品整理の専門資格を持つスタッフが丁寧に対応し、遺品の供養や不用品の買取サービスまで幅広くカバーしているのが特徴です。無料見積もりや即日対応、明朗会計といった利用しやすいサービスも整っているので、安心して依頼できます。次の見出しでは各社の特徴や料金などを詳しくご紹介します。

不用品回収ラクエコ

おすすめ度	★★★★★
費用（プラン）	・SSパック：4,800円~ ・Sパック：8,800円~ ・Mパック：24,800円~ ・Lパック：39,800円~ ・LLパック：79,800円~
特徴	・高価買取 ・最短30分でお伺い ・早朝深夜のご相談OK ・作業直前の事前見積りあり ・搬出まですべての作業をお任せ
電話番号	0120-190-217
受付時間	8:00~22:00（年中無休）

「不用品回収ラクエコ」は、少量の遺品や不用品の回収を5,000円以下から依頼できる、利用しやすさが魅力の遺品整理業者です。年間10,000件以上の豊富な実績を誇り、多くの利用者から高い評価を受けています。

遺品整理と同時に買取サービスにも積極的に対応しており、家具・家電・貴金属・ブランド品など幅広い品目の査定が可能です。買取額はそのまま回収費用に充当されるため、実質的な負担を大きく抑えられるのも大きなメリットです。「少しでも整理費用を抑えたい」「価値ある遺品を有効に活用したい」という方にも適しています。

また、基本料金や出張費は無料、見積もり後のキャンセルも可能と、初めての方でも安心して相談できるサポート体制が整っています。査定や整理をまとめて依頼できる利便性から、多くの遺族に選ばれています。

突然母が亡くなって傷心して片付けどころじゃありませんでしたが、ラクエコに頼んですぐに部屋が片付いて感謝しています。

引用：不用品回収ラクエコ公式

おばあちゃんが亡くなり、実家の整理をする必要があったので依頼しました。

遺品について丁寧に扱っていただき、誠実さを感じました。

引用：不用品回収ラクエコ公式

不用品回収センター エコクリーンラボ

おすすめ度	★★★★★
費用（プラン）	・ちょっとしたお片付け：5,000円（税込）～ ・一人暮らしのお客様に：9,000円（税込）～ ・1K・1DK程度のお片付け：20,000円（税込）～ ・2LDK～3LDK程度のお片付け：※要お問い合わせ ・ゴミ屋敷や一軒家丸ごと：※要お問い合わせ ※Web割引あり
特徴	・パックプランに基本料金や出張費が込み ・業界最安値を目指している ・高価買取

「不用品回収センター エコクリーンラボ」は、お客様満足度98.7%を誇る高評価の遺品整理業者です。

遺品整理とあわせて買取にも力を入れており、状態の良い家具・家電・貴金属など幅広く査定します。年数が経過していても買取対象となる場合も多く、「思った以上の金額で買い取ってもらえた」「作業費を抑えられた」といった口コミも多数寄せられています。

買取額はそのまま作業費用から差し引かれるため、整理費用を抑えやすいのが魅力です。見積もりは無料で、明確な料金提示も安心材料です。

父の遺品整理でお部屋を綺麗にして頂きました。一人暮らしの父が他界し、私一人では重い荷物も運ぶことができず、部屋の掃除が全く手につかない状態でした。回収業者に依頼するのも高額なイメージで不安でしたが、エコクリーンラボさんに対応して頂き、本当に助かりました

引用：不用品回収センター エコクリーンラボ公式

不用品回収エコホワイト

おすすめ度	★★★★★
費用（プラン）	・少量、単品：5,000円（税込）～ ・少量、単品（1人暮らし程度）：10,000円（税込）～ ・1R/1K：20,000円（税込）～ ・1LDK/2LDK：30,000円（税込）～ ・2K/2LDK：100,000円（税込）～ ・家オフィス丸ごと片付け：※要お問い合わせ ※Web割引あり
特徴	・通常かかる料金がコミコミ ・紹介・リピートが多い ・年間3,000件の実績

「不用品回収エコホワイト」は、即日対応が魅力の遺品整理業者で、年間3,000件の実績を誇ります。

遺品整理とあわせて買取サービスにも対応しており、家具・家電・ブランド品など幅広く査定。状態が良ければ高価買取となり、整理費用を抑えられるのも大きなメリットです。

作業当日は丁寧な対応と細かな配慮が好評で、個人・法人を問わずリピーターや紹介の依頼も多数。即日訪問や柔軟なスケジュール調整も可能で、急な遺品整理にも安心して依頼できます。

父が亡くなったため遺品整理をしないといけなくなりました。お電話でのご対応もお見積りでもご丁寧な対応をしてくださり、お願いすることを決心しました。日程も私達の都合の良い日時に合わせてくれ、作業時間のご説明や近隣の方への気配りなどもしっかり行ってくれました。

引用：不用品回収エコホワイト公式

遺品整理プログレス

おすすめ度	★★★★☆
費用（プラン）	・1K：15,000円～ ・1LDK：30,000円～ ・2LDK：60,000円～ ・3LDK：105,000円～ ・4LDK：165,000円～
特徴	・業界最安値に挑戦 ・明朗会計で追加料金なし ・遺品整理士認定協会の優良事業所 ・24時間365日受付

遺品整理プログレスは、遺品整理士認定協会の優良事業所に認定された信頼性の高い業者です。

年間1万件以上の実績を持ち、遺品整理とあわせて買取にも対応。状態の良い家具・家電・貴金属などを適正に査定し、整理費用の軽減にもつながります。

追加料金のない明朗会計と、立ち会い不要の柔軟な対応で、遺族の負担を軽減しながら丁寧に整理を進めてくれます。

お見積もりからとても丁寧で、家の中を隈なく見てから、金額を算定してくださいます。

この丁寧な見積もりのおかげで、当日は見積もり以上の金額は発生しないとお約束をしてくださいますので、準備していた金額を上回ってしまうこともなく安心です。

また、スピード感のある作業の進行で、時間通りに終えていただき、その後の予定も立てやすかったです。

親御さん世代の家財道具などの片付けの依頼も多いかとおもうので、介護サービスのホームページなどからも御社のサービスが検索できたら便利かなと思います。

引用：遺品整理プログレス（https://www.ihinseiri-progress.com/voice/11996/）

遺品の整理屋さん

おすすめ度	★★★★☆
費用（プラン）	・1K：27,000円～ ・1DK：49,800円～ ・1LDK：64,800円～ ・2DK：104,800円～ ・2LDK：134,800円～ ・3DK：164,800円～ ・3LDK：184,800円～ ・4DK：214,800円～ ・4LDK：244,800円～
特徴	・買取を中心とした遺品整理で費用を軽減 ・無料出張見積もり対応 ・立会いなしでも対応可能 ・ゴミ屋敷の整理にも対応

遺品の整理屋さんは、買取を中心とした遺品整理を提供する専門業者です。買取可能な遺品を丁寧に査定し、買取金額を充当することで、整理費用を大幅に抑えられるのが特徴。

無料出張査定に対応し、全国エリアで最短当日の作業も可能です。年中無休で柔軟に対応しており、急な整理依頼にも迅速に対応してくれるため、多忙な方にもおすすめです。

３DK戸建て内、故人様のお部屋の遺品整理をさせていただきました。
故人様の生前のご趣味であるカメラやオーディオなどを買い取る事が出来たので、費用を抑えてお見積もりを行う事ができました。
遺品以外にも住居内の不用品を引きとらせていただき、お客様には大変喜んでいただけました。

引用：遺品の整理屋さん（https://ihinnoseiriyasan.com/）

遺品整理みらいプロセス

おすすめ度	★★★★☆
費用（プラン）	・1K：24,000円～ ・1DK：54,000円～ ・1LDK：69,000円～ ・2DK：99,000円～ ・2LDK：119,000円～ ・3DK：139,000円～ ・3LDK：149,000円～ ・4DK：169,000円～ ・4LDK：189,000円～
特徴	・業界最安値で追加料金なし ・遺品の高価買取 ・無料見積もり ・年中無休で即日対応

遺品整理みらいプロセスは、全国対応の遺品整理専門業者です。遺品整理とあわせて買取にも対応しており、家具・家電・貴金属など幅広く査定。

買取額を整理費用に充当できるため、費用負担を軽減できます。1K24,000円～の低価格と追加料金なしの明朗会計も魅力。

弁護士や不動産会社と連携し、相続や不動産整理のサポートも可能。年中無休・即日対応で、迅速かつ丁寧に対応してくれます。

遺品整理の進め方について迷っていたところ、近所に住む友人から、遺品整理業者の利用を勧められました。「見積りだけだったら、無料だから利用してみたら？キャンセルしてもお金がかからないし。」と、言われたため、思い切って自宅近くにあったみらいプロセスを利用することにしました。 大切な家族の遺品整理を他人に依頼することに少し抵抗がありましたが、電話相談時の対応が良かったので、これだったら信頼できるだろうと考えて仕事を依頼することにしました。最初は、わからないことばかりでしたが、非常に親切に対応していただいて、亡くなった父の遺品を大切に扱い、作業スピードも早かったので感動しました。

引用：遺品整理みらいプロセス（https://ihinseiri-process.com/）

ライフリセット

おすすめ度	★★★★☆
費用（プラン）	・1K：22,000円（税込）～ ・2DK：44,000円（税込）～ ・4LDK：66,000円（税込）～
特徴	・現地見積0円 ・出張費用0円 ・追加請求なし ・仕分け・処分・清掃込み ・適切な作業料金を案内

ライフリセットは、全国対応・24時間365日受付の遺品整理・不用品回収業者です。遺品整理とあわせて買取にも対応しており、家具・家電・ブランド品などを丁寧に査定。

買取額を整理費用に充当することで、負担軽減も可能です。見積もり・出張費は無料、追加料金も発生せず安心。

遺品供養やハウスクリーニングなど幅広いサービスを提供し、年間3,000件以上の豊富な実績があります。

遺品整理の進め方について迷っていたところ、近所に住む友人から、遺品整理業者の利用を勧められました。「見積りだけだったら、無料だから利用してみたら？キャンセルしてもお金がかからないし。」と、言われたため、思い切って自宅近くにあったみらいプロセスを利用することにしました。 大切な家族の遺品整理を他人に依頼することに少し抵抗がありましたが、電話相談時の対応が良かったので、これだったら信頼できるだろうと考えて仕事を依頼することにしました。最初は、わからないことばかりでしたが、非常に親切に対応していただいて、亡くなった父の遺品を大切に扱い、作業スピードも早かったので感動しました。

引用：遺品整理みらいプロセス（https://ihinseiri-process.com/）

遺品整理のキーパーズ

おすすめ度	★★★★☆
費用（プラン）	・1K：70,000円～（2名作業） ・1DK：110,000円～（2名作業） ・1LDK：154,000円～（3名作業） ・2K：154,000円～（3名作業） ・2DK：198,000円～（3名作業） ・2LDK：242,000円～（4名作業） ・3DK：286,000円～（5名作業） ・3LDK：330,000円～（6名作業） ・4LDK：330,000円～（6名作業）
特徴	・無料訪問・お見積り対応 ・全国直営・各支店による全国対応 ・ご遺品の無料合同供養サービス ・不動産の売却・解体・リフォームのサポート

遺品整理のキーパーズは、日本初の遺品整理専門会社として2002年に設立され、累計実績は約40,000件以上。

遺品の買取にも対応しており、家具・家電・貴金属などを適正に査定し整理費用の負担軽減にもつながります。「遺品はゴミではない」という理念のもと、整理・供養・相続相談まで幅広く対応。

各支店に供養専用式場を設け、無料の合同供養も実施するなど、遺族に寄り添ったサービスが特長です。

運び出しの荷物の量が多い中、すごくテキパキと大量の荷物を運んでいただきとても助かりました。追加料金も発生ぜず、キレイに片づけて頂き大満足です！

引用：不用品回収受付センター（https://sodaigomi-center.com/member/keepers/）

しあわせの遺品整理

おすすめ度	★★★★☆
費用（プラン）	・1K～1DK：30,000円～ ・1LDK～2DK：60,000円～ ・2LDK～3LDK：90,000円～ ・3LDK～4LDK：150,000円～
特徴	・見積もり無料、キャンセル料無料 ・最短30分で駆けつけ ・遺品整理士が在籍 ・鍵預かりで遠方対応可能

しあわせの遺品整理は、全国対応の遺品整理・生前整理サービスを提供。遺品の整理とともに買取にも対応しており、状態の良い家具・家電・貴金属などを丁寧に査定し、整理費用の軽減が可能です。

遺品整理士が在籍し、最短30分で駆け付ける迅速な対応も魅力。鍵の預かりによる遠方対応や365日年中無休の受付体制で、忙しい方や遠方のご遺族にも安心して利用されています。

祖母の遺品整理を業者にお願いしましたが、本当に心が軽くなりました。最初はどうしようか悩んでいたけれど、業者の方がすごく優しくて、安心感がありました。作業前にしっかり説明してくれたし、思い出の品についても丁寧に扱ってくれたので、気持ちを大切にしながら整理ができました。特に、祖母が大切にしていたものについては、無理に捨てることなく進められたので、心の整理もできた気がします。作業が終わった後は、部屋がすっきりして、また新しい気持ちで頑張れる気がしています。頼んで本当に良かったです。

引用：しあわせの遺品整理（https://shiawase-ihinseiri.com/voice/）

遺品のエンドロール

おすすめ度	★★★★☆
費用（プラン）	・1K：25,000円（税別）～ ・1DK：55,000円（税別）～ ・1LDK：70,000円（税別）～ ・2DK：90,000円（税別）～ ・2LDK：100,000円（税別）～ ・3DK：140,000円（税別）～ ・3LDK：150,000円（税別）～ ・4DK：180,000円（税別）～ ・4LDK：200,000円（税別）～
特徴	・遺品整理士の資格保有者が在籍 ・見積もり後の追加料金なし ・女性スタッフ対応可能 ・損害保険加入による安心補償 ・365日スピード対応

遺品のエンドロールは、遺品整理士が在籍する専門業者で、遺品整理・生前整理・特殊清掃まで幅広く対応。

買取にも対応しており、家具・家電・貴金属などを適正に査定し整理費用の軽減が可能です。見積もり後の追加料金はなく、女性スタッフ対応や損害保険加入など安心のサービス体制を完備。

東京・千葉・埼玉・神奈川・茨城エリアを中心に、年中無休で8:00～24:00まで受付しています。

「寄り添った対応でとても好感持てました」
効率よく整理してくれてスムーズでした。

引用：遺品のエンドロール（https://ihin-endroll.com/）

遺品買取で優良業者を選ぶポイント5つ

遺品を買い取ってもらう業者はどう選べばよいのでしょうか。「お願いしてよかった」と思わせてくれる、優良業者の選び方のポイントをまとめました。

年間の依頼件数や口コミ件数の多い業者を選ぶ

遺品買取業者を選ぶ際は、年間の依頼件数や口コミ件数が多い業者を選ぶことが重要です。依頼件数が多いということは、多くの利用者がその業者のサービスを信頼して利用している証でもあり、安定した対応力や実績の裏付けとなります。

また、口コミも参考になる情報源です。特に、サービス内容やスタッフの対応、買取価格に関する具体的な感想が多く寄せられている業者は信頼性が高いといえます。反対に、口コミが極端に少ない場合や悪い評価が目立つ場合は注意が必要です。

大切な遺品を適正に扱ってもらうためにも、事前に口コミサイトや公式サイトのレビューを確認し、利用者から高い評価を受けている業者を選ぶようにしましょう。

即日対応が可能な業者を選ぶ

遺品整理を進める際は、スケジュールの柔軟さも大切なポイントです。特に故人が遠方に住んでいた場合や、相続人が仕事や家庭の都合で時間が取りづらい場合は、できるだけ早く対応してくれる業者が安心です。

電話連絡後に即日で見積りや作業を行ってくれる業者であれば、予定が合わずに整理が遅れてしまう心配も少なくなります。また、即日対応が可能な業者は、スタッフの配置や作業体制が整っている証拠でもあり、遺品の量が多いケースでも迅速かつ丁寧に対応してくれる可能性が高いです。

急な依頼にも柔軟に応じてくれる業者を選ぶことで、遺族の負担を軽減し、スムーズに遺品整理を進めることができます。

古物商許可を得ているか

遺品の買取を依頼する際は、その業者が古物商許可を取得しているかを必ず確認しましょう。古物商許可は、中古品の売買を行う業者に法律で義務付けられているもので、適正な取引を行うための基本的な資格です。

公式サイトや名刺、見積書などに「古物商許可番号」が明記されているかが確認のポイントとなります。許可を持たずに営業している業者は違法業者にあたり、適正な査定が行われないばかりか、後々のトラブルに巻き込まれるリスクもあります。

特に、貴金属や骨董品、ブランド品など高価な品の売却を考えている場合は、より慎重に業者の許可状況を確認しましょう。安全で安心な取引のためにも、古物商許可の有無は必ず事前にチェックしておくことが重要です。

遺品整理士が在籍している業者を選ぶ

遺品整理士は、遺品整理に関する専門知識と技術を持った有資格者であり、遺族の心情に配慮しながら丁寧な作業を行ってくれる存在です。

遺品の仕分けや適切な査定、供養や処分方法まで幅広く対応できるため、遺品整理が初めての方でも安心して任せることができます。遺品整理士が在籍している業者は、単なる買取だけでなく、遺族の気持ちや事情に寄り添った柔軟なサービスを提供してくれるのが特徴です。

公式サイトや業者の案内に「遺品整理士在籍」と明記されているかを確認し、信頼性の高い業者を選びましょう。遺品整理はデリケートな作業だからこそ、専門資格を持つスタッフが対応することで、納得のいく整理と買取が実現しやすくなります。

見積もりが明確な業者を選ぶ

遺品買取を依頼する際は、見積もり内容が明確で分かりやすい業者を選ぶことが重要です。優良な業者は、査定結果や料金内訳を丁寧に説明し、追加費用や出張費、キャンセル時の対応についても事前にしっかりと案内してくれます。

曖昧な説明や不透明な料金体系のまま契約を進めると、後になって思わぬ高額請求が発生するリスクがあります。複数の業者に見積もりを依頼して比較することで、適正な相場感も把握しやすくなります。

契約前に不明点をしっかり確認し、書面で見積もり内容を残してくれる業者を選ぶことで、安心して遺品の買取を任せることができます。明朗会計を掲げる業者を選ぶことが、トラブル回避の大きなポイントです。

遺品のよくある買取リスト

遺品整理の際には、意外と多くの品物が買取対象になります。ここでは、比較的査定がつきやすく、遺品整理でもよく取り扱われる代表的な買取品目をご紹介します。処分を検討する前に、一度査定に出してみるのもおすすめです。

家具（ソファ・ダイニングセットなど）

家具類は遺品整理で多く出る品の一つです。特にブランド家具やデザイン性の高いソファ、ダイニングセットは中古市場でも需要があります。状態が良好であれば査定額が期待でき、多少の使用感があっても買取可能な場合があります。

大型家具は搬出や運搬が必要なため、出張買取を行っている業者に依頼するとスムーズです。ただし、汚れや破損が大きいもの、古すぎるデザインのものは買取が難しくなる傾向があります。

冷蔵庫

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品ですが、製造年が新しいほど買取対象になりやすい家電です。一般的には製造から5年以内が目安とされ、高年式の人気メーカー品は高めの査定が期待できます。

サイズによって需要が異なり、一人暮らし用の小型冷蔵庫から大型のファミリータイプまで幅広く取引されています。ドアパッキンや棚板の破損があると減額対象になることもありますので、査定前に簡単な清掃を行うのがおすすめです。

洗濯機

洗濯機も比較的買取対象になりやすい家電です。ドラム式や乾燥機能付きなど高機能モデルは特に需要があります。こちらも製造から5年以内が買取目安となることが多く、国内人気メーカー製なら査定額が上がりやすい傾向です。

糸くずフィルターの汚れや内部のカビなどは査定に影響するため、簡単なメンテナンスをしておくと高評価につながります。搬出が大変な大型家電でも、出張買取サービスを利用すれば手間なく売却可能です。

テレビ

テレビはモデルによって査定額に大きな差が出ます。特に4K・有機EL・大型液晶など最新技術が搭載されたモデルは高価買取の対象です。製造から5年以内で、国内メーカー品や人気海外ブランドであれば査定額は安定します。

一方、ブラウン管テレビや古い液晶モデルは買取対象外になることが多いです。リモコンや説明書、元箱などの付属品が揃っていると、さらに査定額アップが期待できます。

エアコン

エアコンは取り外し工事が伴うため個人では売却が難しいと考えがちですが、買取対象となるケースは多くあります。製造から3〜5年以内の省エネ性能が高いモデルは特に需要があります。

設置状況によって取り外し費用が別途必要となることもありますが、専門業者であれば取り外しから買取までまとめて依頼可能です。フィルターの汚れや室外機の状態も査定に影響するポイントとなります。

パソコン・ノートパソコン

パソコンやノートパソコンは年式やスペックによって査定額が大きく変わります。CPUの性能やメモリ容量、ストレージの種類（HDDかSSDか）がポイントとなり、比較的新しい高性能モデルは高価買取が期待できます。

データ消去は買取業者が対応する場合も多いですが、事前に個人情報を削除しておくと安心です。付属品のACアダプターや元箱が揃っていればプラス査定になることもあります。

スマートフォン・タブレット

スマートフォンやタブレットは遺品整理でも買取対象になることが多いアイテムです。iPhoneやiPadなど人気ブランドは特に高額査定が期待できます。年式が新しいほど査定額は高く、画面の割れやバッテリーの劣化状況も評価のポイントです。

SIMロック解除済みであると買取金額が上がる場合があります。パスコードやアカウント情報は事前に解除・削除しておくことがスムーズな取引につながります。

電動工具

電動ドリルや丸ノコ、インパクトドライバーなどの電動工具類も中古市場で人気があります。プロ仕様の高性能モデルは特に高価買取が期待できます。

動作確認ができる状態であれば査定もスムーズで、付属バッテリーや充電器、ケースが揃っているとプラス査定になることが多いです。古い機種やバッテリー不良品でもパーツ取り用に買取対象になるケースもあります。

自転車

ロードバイクやクロスバイク、電動アシスト自転車などは買取需要が高いジャンルです。ブランドやモデルによっては高額査定になるケースもあります。

フレームのキズやサビ、タイヤの劣化状況が査定額に影響するため、事前の簡単なメンテナンスが効果的です。防犯登録の抹消手続きも必要になるため、買取時は事前に書類の準備をしておくとスムーズです。

カメラ・ビデオカメラ

デジタル一眼レフやミラーレス一眼、ビデオカメラも遺品整理でよく出る買取対象品です。特に人気メーカーや上位機種、交換レンズがあると高価買取につながります。

保管状態が良くカビや曇りがないレンズは高評価になりやすいです。元箱や取扱説明書、純正アクセサリーがそろっていると査定額アップの可能性もあります。古いフィルムカメラでも一部プレミアがつく機種も存在します。

オーディオ機器（スピーカー・アンプなど）

オーディオ機器も根強い需要があります。高級スピーカー、アンプ、ターンテーブルなどは音質重視の愛好家からの人気も高く、良好な動作品は高額査定が期待できます。

年代によってはヴィンテージ品として評価されることもあり、動作確認済みであればプラス査定になる可能性があります。外箱やケーブル、リモコンがそろっているとさらに高評価になります。

キッチン家電（炊飯器・電子レンジなど）

炊飯器、電子レンジ、電気ポット、オーブントースターなどのキッチン家電も買取対象です。年式が新しく、人気メーカーの上位モデルは高額査定が見込めます。

汚れや臭いが付着していると査定額に響くため、使用後にしっかり清掃しておくことがポイントです。保証書や取扱説明書があるとさらに有利になります。

掃除機・ロボット掃除機

ダイソンやルンバなど人気ブランドの掃除機・ロボット掃除機は中古市場でも高い需要があります。バッテリーの状態や吸引力の確認が査定ポイントとなり、使用年数が浅いほど高評価になりやすいです。

付属品やフィルターがそろっていると査定額が上がる可能性があります。簡単に清掃しておくことで印象も良くなります。

ゲーム機・ゲームソフト

家庭用ゲーム機や携帯型ゲーム機、ソフトも買取対象です。現行モデルはもちろん、人気のレトロゲーム機や希少ソフトはプレミア価格がつくこともあります。

外箱・説明書・コントローラーなどの付属品が完備されていると査定額がアップしやすいです。状態が良好なソフトは、まとめて査定に出すと高額買取につながることもあります。

釣具・アウトドア用品

ロッドやリールなどの釣具、テントやバーナーといったアウトドア用品も人気のある買取品目です。専門ブランド製の高性能モデルは高価買取になる場合が多く、使用頻度が少なく状態が良好なものは特に評価されます。

純正の収納ケースやパーツが揃っていると査定額が上がる傾向です。サビや汚れはできるだけ落としてから査定に出すのがおすすめです。

遺品で高価買取が期待できるもの

遺品整理の中には、思わぬ高額査定がつく貴重な品も含まれていることがあります。ここでは、高価買取が期待できる代表的な品目をまとめました。特に相場が大きく変動しやすいジャンルもあるため、注意点を把握したうえで査定に臨むことが大切です。

骨董品

骨董品は種類や年代、作家によって価値が大きく異なります。古伊万里、漆器、陶磁器、彫刻、掛け軸などが代表的で、状態が良好で保存状態が良いほど高く評価されます。

傷や欠け、修復歴の有無が査定額に大きく影響しますので、無理に清掃せず現状のまま査定に出すのが基本です。また、作者の署名や箱書きの有無も重要なポイントとなるため、付属品はできるだけ揃えておきましょう。

専門知識が必要な分野のため、骨董専門の買取業者への相談が安心です。

美術品（掛け軸・絵画・彫刻など）

美術品は作家の知名度や真贋によって査定額が大きく左右されます。有名作家の真作であれば数十万〜数百万円の高額査定になることもあります。

掛け軸はシミや破れ、絵画は退色やカビ、彫刻は欠損に注意が必要です。無理な修復はかえって価値を下げる場合があるため、現状維持が基本です。真贋判定書や箱、証明書があれば必ず一緒に提出しましょう。

美術品専門の査定員に依頼することで正確な評価が得られます。

着物・和装小物

着物は素材や作家、保存状態によって価値が大きく変わります。特に人間国宝作家の作品、伝統工芸品（友禅・大島紬・結城紬など）は高価買取が期待できます。

一方でポリエステルなどの普段着用の着物は買取対象外となることもあります。保管中のシミ・カビ・変色は査定に大きく影響するため、防湿剤を使った保管が望ましいです。

帯、帯締め、草履など和装小物もまとめて査定すると高評価につながる場合があります。

ジュエリー・宝石類

ジュエリーや宝石類は相場が安定しており、買取価格が付きやすい遺品のひとつです。ダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルドなどの高品質な宝石は高価買取が期待できます。

鑑定書・鑑別書がある場合は必ず提出しましょう。石のグレードだけでなく、デザインやブランドも査定額に影響します。キズや欠け、石取れがあると減額されることがあるため、無理に手入れせず現状のまま査定を依頼するとよいでしょう。

ブランドバッグ・高級ブランド品

エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトンなどの高級ブランド品は常に需要があり、比較的安定した高額査定が期待できます。モデルや限定品、保存状態によって査定額は大きく変動します。

保管中の型崩れ・擦れ・カビに注意し、箱・保存袋・ギャランティカードなどの付属品を揃えて査定に出すと高評価になりやすいです。偽物やコピー品は買取不可となるため、正規品証明が重要になります。

高級腕時計

ロレックス・オメガ・パテックフィリップなどの高級腕時計は、モデルによっては購入時以上の価格がつくケースもあります。使用年数よりもメンテナンス履歴や付属品（保証書・箱・コマ）が重視される傾向です。

ガラスの傷や内部の故障は減額対象となるため、扱いには注意が必要です。オーバーホール歴がある場合はその記録も用意しましょう。専門の時計買取業者に依頼することで正確な査定が受けられます。

古銭・記念硬貨・切手コレクション

古銭や記念硬貨、切手はコレクター需要が根強く、高価買取対象となることがあります。特に希少価値の高い発行枚数の少ないものや保存状態の良い未使用品は高額査定が期待できます。

指紋や酸化を防ぐため素手で触らず、保護ケースに入れたまま査定を依頼すると良いでしょう。整理前に勝手にまとめて処分せず、まずは専門業者の無料査定を活用するのがおすすめです。

書道具・茶道具

硯や筆、掛軸付きの書道具一式や、茶碗・茶釜・水指などの茶道具は専門コレクターが多く、高額査定につながるケースがあります。作家物や名品の場合は特に高価買取が期待できますが、共箱や証明書の有無が重要になります。

割れや欠けがあると査定額が大幅に下がるため、丁寧な保管が必要です。真贋の見極めが難しいジャンルのため、専門買取店の利用が安心です。

手持ちの遺品はいくらで売れる？買取相場をチェック！

買取対象になることが多い、よくある遺品の買取相場についてまとめました。お手持ちの遺品はいくらくらいになるのかチェックしてみましょう。

家具（ソファー・ダイニングセットなど）：数百円～3万円程度

ブランドの家具ほど高く売れる傾向にありますが、リユース可能なものであれば基本的に買取対象となります。メーカーやブランド、商品の状態などにより、買取相場は大きく変動します。

家電（冷蔵庫、洗濯機など）：数千円～

一般的に、製造年から5年以内が買取の目安とされており、それ以上経っている家電は買取を断られる可能性が高いです。ただし、人気の製品や市場にあまり出回っていない希少な製品、販売時の価格が高い製品などは、5年以上経っていても買い取ってもらえる場合もあります。

貴金属・ブランドバッグ：数百円～数万円

指輪やネックレス、ブランド品なども買取対象になる場合が多いです。貴金属のレートは毎日変動しますし、状態によるため一概にはいえませんが、購入額の1/10程度が買取額の目安とされています。

買取できない遺品とその処分方法｜損をしないための注意点

遺品整理では、すべての品物が買取対象となるわけではありません。故障した家電や使用済みの布団、仏壇・位牌、食品などは、衛生面や市場価値の観点から買取が難しいことが多く、適切な処分方法を知っておくことが大切です。

自治体の回収サービスやリサイクルショップ、専門業者を活用すれば、効率的に処分することが可能ですが、不正業者とのトラブルにも注意が必要です。ここでは、買取不可となる遺品の代表例や、安全かつ適切な処分方法を詳しく解説します。

買取できない遺品の代表例とは？

遺品整理では、すべての品が買取対象となるわけではありません。以下は買取が難しい代表的な遺品です。

• 故障した家電（動作不良・古いモデルなど）
  
• 破損・劣化した家具（傷や汚れが目立つもの）
  
• 使用済みの布団・衣類（特に下着・古着）
  
• 仏壇・位牌・遺影写真など宗教的な品
  
• 食品（賞味期限切れ・開封済み・保存状態が悪いもの）

故障や破損のある家電・家具は、再販が困難なため買取対象外となります。布団や衣類は衛生面の観点から断られるケースが多く、特に下着や長年使用された衣類はリユースが難しくなります。

仏壇や位牌、遺影などの宗教的な品は中古市場に出回らないため買取不可です。また、食品は安全性の観点から買取されません。開封済みや期限切れのものは家庭での消費や寄付を検討しましょう。

自治体の回収サービスを利用する方法

買取できない遺品の多くは、自治体の回収サービスを利用して処分できます。大型の家具や家電は粗大ごみとして回収が可能で、自治体のウェブサイトから申し込みができます。回収日は自治体ごとに異なるため、事前に確認しましょう。

小型の家電や衣類などは、燃えるごみ・燃えないごみに分類できることがあります。例えば、壊れたドライヤーや古い服は通常のごみ回収で処分できますが、リサイクルボックスが設置されている自治体もあるため、可能な場合は再利用の選択肢も検討しましょう。

自治体の回収サービスを利用する際は、品目ごとの分別ルールを守ることが重要です。不適切な処分をすると回収されない場合もあるため、公式サイトや窓口でルールを確認し、適切な方法で処分しましょう。

リサイクルショップや専門業者に相談するケース

買取業者で引き取ってもらえなかった遺品でも、以下のようにリサイクルショップや専門業者に相談することで処分できるケースがあります。

【リサイクルショップにお願いできるもの】

• 着物・帯
  
• 骨董品・アンティーク家具
  
• ブランド食器・贈答品
  
• 趣味のコレクション品（カメラ・楽器・模型など）

【専門業者に相談できるもの】

• 家電リサイクル法対象品（冷蔵庫・エアコン・洗濯機・テレビなど）
  
• 仏壇・位牌・遺影写真など宗教的な品
  
• 医療機器・大型家具・特殊清掃が必要な品

着物や骨董品、ブランド食器などは一般の買取業者では断られることもありますが、リサイクルショップであれば専門の査定を受けられ、適正価格で引き取ってもらえる可能性があります。

一方、冷蔵庫やエアコンなどの家電リサイクル法対象品は、リサイクル料金を支払うことで家電量販店や専門回収業者に依頼できます。また、仏壇・位牌などは供養を経たうえで専門業者に処分を依頼するのが一般的です。

事前に費用や手続きの確認を行い、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

無料回収業者には注意！悪徳業者を避けるポイント

「無料回収」を謳う業者の中には、後から高額な処分費用を請求する悪徳業者が存在します。こうした業者は、不法投棄を行うケースもあり、依頼者が知らずに違法行為に加担してしまう可能性もあります。

信頼できる業者を選ぶためには、まず古物商許可を取得しているかを確認しましょう。公式ウェブサイトや名刺に許可番号が記載されている業者は、一定の基準を満たしているため安心です。また、口コミや評判を事前に確認することで、悪徳業者を避ける手助けになります。

契約内容をしっかり確認することも重要です。口頭でのやり取りだけではなく、見積書や契約書を交わす業者を選ぶことで、トラブルのリスクを減らせます。不安がある場合は、複数の業者に見積もりを依頼し、適正な価格やサービスを比較するのも有効な手段です。

遺品買取でトラブルを防ぐための注意点とは？

遺品買取を依頼する際、業者とのトラブルを防ぐことが重要です。買取価格が安すぎる、追加料金を請求される、契約内容が不明瞭といった問題が発生することもあります。

これらを避けるためには、事前に買取相場を調べ、信頼できる業者を選ぶことが不可欠です。また、契約内容をしっかり確認し、書面でのやり取りを徹底することも大切です。ここでは、遺品買取における具体的なトラブル事例と、その対策について詳しく解説します。

遺品買取のよくあるトラブル事例

遺品買取では、以下のようなトラブルがよく報告されています。

• 相場よりも極端に安い買取価格を提示される
  
• 無料査定のはずが後から追加料金を請求される
  
• 契約後に引き取りを拒否されるケース

まず、買取価格が不当に低く査定されるケースがあります。業者によっては「市場価値がない」と一方的に判断し、正当な評価を行わず安値での買取を持ちかけることがあります。特にブランド品や貴金属は査定額に差が出やすく注意が必要です。

次に、見積もり時は「無料査定」と言っていたにもかかわらず、後から運搬費や手数料などの名目で追加料金を請求されるケースもあります。さらに契約後に「品物の状態が悪い」などを理由に、引き取り自体を断られる場合もあり、労力や時間が無駄になることもあります。

こうしたトラブルを避けるには、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討することが大切です。契約前に説明をしっかり受け、不明点は事前に確認しておきましょう。

査定前に相場を確認しておく重要性

遺品を適正価格で買い取ってもらうには、事前に市場相場を把握することが大切です。特に骨董品やブランド品、貴金属などは査定額に大きな差が出やすいため注意が必要です。以下の方法で相場を確認しておきましょう。

相場の確認方法

・買取相場サイトやフリマアプリを活用
　実際の取引価格を参考に、同じブランドや型番の相場を把握できます。
・複数業者に査定を依頼
　1社だけでなく、3〜4社程度から見積もりを取り、提示額を比較することが有効です。

事前に複数の情報源から相場を把握することで、業者ごとの査定額の違いを冷静に見極めやすくなります。

相場確認時のポイント

・付属品の有無を確認
　箱や保証書、付属品の有無が査定額に影響します。
・品物の状態を正しく伝える
　傷や汚れ、使用状況を事前に整理し、正確に伝えましょう。

こうした準備をしておくことで、査定時に適正な価格を提示される可能性が高まります。

古物商許可を持つ業者を選ぶべき理由

前に少し触れましたが、遺品買取を依頼する際には、必ず古物商許可を取得している業者を選ぶことが重要です。古物商許可とは、中古品の売買を行う業者が必要とする法律上の資格で、これを持たない業者は違法取引を行っている可能性があります。

無許可の業者に依頼すると、買取価格が適正でない、不当な追加請求をされる、最悪の場合、品物を持ち逃げされるといったリスクが伴います。特に、骨董品や貴金属、高級家具などの価値が高い品物は、悪徳業者に狙われやすいため注意が必要です。

信頼できる業者かどうかを見極めるポイントとして、業者の公式サイトや名刺に古物商許可番号が記載されているかを確認するのが有効です。また、警察署のウェブサイトなどで業者の許可状況をチェックすることもできます。さらに、口コミや評判を調べることで、実際の利用者の評価を参考にするのも良い方法です。

古物商許可を持つ業者を選ぶことで、安心して取引ができ、適正な価格で遺品を売却できる可能性が高まります。

契約内容をしっかり確認！強引な取引を防ぐコツ

遺品買取を依頼する際は、トラブルを防ぐために契約内容の確認と強引な勧誘への注意が欠かせません。

契約内容を確認する方法

契約は口頭だけでなく、必ず書面で内容を残すことが重要です。契約書や見積書には、以下の内容が明記されているかを確認しましょう。

• 買取する品目と査定額
  
• 支払い方法と支払時期
  
• キャンセル規定
  
• 追加費用の有無

特に「追加費用が発生する可能性がある」といった文言が含まれている場合は注意が必要です。運搬費や手数料などの名目で、後から高額な請求を受けるケースもあります。契約前に、曖昧な点は遠慮せず業者へ詳細を確認し、納得できるまで説明を受けましょう。

強引な取引を防ぐコツ

「今決めないと査定額が下がる」「本日契約なら特別価格」といった急かすセールストークには注意が必要です。

悪質な業者は、冷静な判断をさせずに契約を急がせ、不利な条件を押し付けようとする場合があります。圧力を感じた際は、いったん契約を保留し、複数業者の見積もりを比較検討しましょう。

信頼できる業者は契約内容を丁寧に説明し、消費者が納得した上で取引を進めます。慎重な確認が、安心して遺品を売却するための大切なポイントです。

遺品整理と遺品買取に関するQ＆Aまとめ

遺品整理・買取にはどのような疑問や不安がつきものなのでしょうか。

よくあるQ＆Aについてまとめました。

遺品は勝手に売ってよい？

遺品整理は近くに住んでいる相続人に任される場合が多いですが、本来は相続人が全員で行う作業です。他の相続人に黙って遺品を売ってしまうとトラブルの元となる可能性があるため、必ず「形見分け」や「話し合い」をしてから処分しましょう。

遺品整理を初めて行う場合、判断に迷った場合は遺品整理業者に一度相談してみるのも1つの手です。

親の遺品を売ることは不謹慎にあたらない？

故人の思い入れが強い遺品を売るのは心が痛むかもしれません。しかし、誰も相続しなかったり、使わなかったりする遺品は不用品と同じです。売ること自体は問題ありません。

ただし、自らメルカリ等のフリマアプリで転売すると、後ろめたさが募ったり、周囲から批判を浴びたりする可能性も。遺品を快く手放すには、遺品買取業者への依頼がおすすめです。

遺品整理のラクエコでは、故人の遺品を仕分け・荷造り・搬出まで遺品整理の全ての作業を丁寧に、責任を持って行わせていただきます！
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買い取ってもらえるのは家具・家電だけ？

リユース可能な遺品であれば、家具・家電以外も買取対象になり得ます。上述した貴金属やブランド品、趣味のカメラ・切手・古美術品・着物・自転車等も買い取ってもらえる可能性がありますので、気になる遺品がある場合は一度問い合わせてみましょう。

遺品整理を業者に依頼する際、立ち会いは必要ですか？

遺品整理業者に依頼する場合、基本的には立ち会いが推奨されます。ただし、遠方に住んでいるなどの理由で立ち会えない場合も対応可能です。その際は、作業開始前に打ち合わせをし、必要な遺品の指定や処分方法を決めておきましょう。業者によっては、作業前後の状況を写真やビデオで報告してくれる場合もあります。また、立ち会いなしの場合、身分証明書の提出や委任状が求められることがあるため、事前に確認しておくと安心です。

遺品整理の見積もりにはどれくらいの時間がかかりますか？

遺品整理の見積もり時間は、物量や住居の広さによって異なります。マンションやアパートの場合は15～30分程度が目安ですが、一戸建てで部屋数が多い場合は30～45分かかることもあります。見積もり時には、整理したい品物の種類や量、処分方法の希望を伝えるとスムーズです。また、業者によっては訪問見積もりのほか、写真や動画を送ることで簡易見積もりをしてくれる場合もありますので、時間がない方は活用してみるとよいでしょう。

遺品の高価買取は「不用品回収ラクエコ」へお任せ！

この記事では、遺品整理と買取サービスについて詳しく解説しました。遺品整理業者の選び方から、具体的な買取対象品目、買取相場、注意すべきトラブル事例、さらには買取が難しい品の処分方法まで幅広くご紹介しましたので、遺品整理に関する不安や疑問が少しでも解消されたのではないでしょうか。

特に大切なのは、遺品整理業者選びのポイントです。依頼件数が多く口コミ評価が高いこと、即日対応が可能であること、古物商許可を取得していること、遺品整理士が在籍していること、そして明朗会計であることが、安心して依頼するための重要な基準となります。

不用品回収ラクエコは、こうした条件をすべて満たす優良業者です。高価買取に力を入れており、家具・家電・ブランド品・骨董品など幅広い品目を丁寧に査定。買取額を回収費用に充当できるため、整理費用を大幅に抑えることができます。初めての方でも安心の無料見積り・キャンセル可能な柔軟な対応も魅力です。

遺品整理でお困りの方は、ぜひ本記事を参考に、ご自身に合った最適な整理方法を見つけてください。不用品回収ラクエコなら、大切な遺品を丁寧に取り扱い、心に寄り添ったサポートを提供してくれるはずです。