雛人形を処分したいとき、
- 雛人形の正しい処分方法がわからない
- 人形供養は必須？
- 付属品やガラスケースなどとまとめて処分できないの？
と悩んでいませんか？
雛人形の処分方法はいくつかありますが、それぞれ特徴やメリット、デメリットが異なります。
そこで当記事では、雛人形を処分する方法を5つ紹介します。人形供養や費用、手放すときの注意点についても解説するので、雛人形の処分にお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
雛人形を処分する5つの方法
雛人形を処分する5つの方法を紹介します。
- 不用品回収業者に依頼する
- 神社に人形供養もしくはお焚き上げを依頼する
- 自治体の粗大ゴミとして処分する
- 各団体に寄贈・寄付する
- リサイクルショップやフリマで売却する
神社や人形供養のほか、不用品回収業者や自治体の粗大ゴミ回収の利用でも処分できます。それぞれの特徴について紹介するので、参考にしてみてください。
不用品回収業者に依頼する
雛人形の処分に際して「手間をかけたくない」「丁寧に扱ってほしい」と考えている方は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。人形供養の対応の有無は業者によって異なるものの、優良業者であれば最後まで丁寧に扱ってくれます。
また、立派な5人飾りや7段飾りなど大きなものやガラスケース入りなど、片付けや持ち出しが大変な雛人形でも、手間なく処分できます。
不用品回収業者を利用するときは、複数社から事前見積もりをとる・利用者の口コミを確認するなどして、優良な会社を選びましょう。
神社に人形供養もしくはお焚き上げを依頼する
雛人形を処分するときは、神社に人形供養もしくはお焚き上げを依頼する方法もあります。持ち込みだけでなく、郵送でも対応してもらえます。
人形供養の費用目安は3,000円〜10,000円ほどです。（大きさ・供養方法で異なる）
人形供養やお焚き上げをしてくれる神社・お寺は全国各所にあり、千葉県の長福寿寺（千葉県長生郡長南町長南969）が有名です。「近所にあるのか」「郵送で受け付けてくれるところはどこか」など、気になる方は調べてみてください。
自治体の粗大ゴミとして処分する
心理的に抵抗がなければ、雛人形は自治体の粗大ゴミとしても処分できます。自治体によって異なるものの、費用は400円〜1,000円ほどです。
粗大ゴミとして処分する場合、多くの自治体では事前申し込みが必要です。事前申し込み後、粗大ゴミ処理券を購入して雛人形に貼り付け、収集日の朝に指定ゴミ捨て場に出しておきます。
ただし、粗大ゴミとして処分する方法は費用が安いものの手間がかかります。収集日まで数週間かかったり大きな雛人形は持ち出しが大変だったりするので、あらかじめ理解しておきましょう。
各団体に寄贈・寄付する
雛人形を処分したいなら、各団体に寄贈・寄付するのも1つの手です。各都道府県にさまざまな団体があり、雛人形の寄付を受け付けています。
ただし、中には受け付ける雛人形に一定の基準を設けている団体もあるようです。「付属品が足りない」「傷がある」といった場合は受け付けてもらえない可能性があるので、事前に寄付に関する内容をチェックしておきましょう。
また、中には営利目的で雛人形の寄付を募っている団体も一部存在します。信用できる団体か否か、運営元ホームページをしっかり確認しておくことが大切です。
リサイクルショップやフリマで売却する
あまりおすすめしませんが、雛人形をリサイクルショップやフリマで売却する、という処分方法もあります。有名な作家や人形師の雛人形、また人気ブランドの雛人形の場合は、売却ができるかもしれません。
ただし、リサイクルショップやフリマで売却する際は、店舗への持ち込みや配送手配などをすべて自分で行う必要があります。
「手間をかけたくない」「なんとなく、売却というのは心象がよくない」と考える方は、不用品回収業者の回収サービスを利用するのがおすすめです。
雛人形を処分する際の供養について
雛人形を処分する際は、できれば供養をするのが望ましいとされています。とはいえ「供養をしなければいけない」という決まりはなく、人形供養をしなくても問題はありません。
しかし「思い入れのある雛人形だから最後はしっかり供養してあげたい」と考える方も多いでしょう。供養したい、という気持ちがあるなら神社やお寺に依頼するのがおすすめです。
とはいえ、自宅の近くに人形供養を行う神社がない、という場合もあります。郵送で人形供養を受け付けている神社もありますが、供養キットを使ってみるのも1つの手です。
「供養キット」とは、人形供養に必要な道具（形代や絵馬など）のセットを郵送してくれるサービスのこと。自宅で人形供養を行ったあと、形代（かたしろ）や申込書を返送すれば、返送先（神社や供養業者）で供養を代行してくれます。
また特別な方法でなくても、以下のような行いが雛人形に対する十分な供養となります。
- 感謝の気持ちをもちながら、きれいに拭きあげる
- 最後に飾って皆で写真を撮る
雛人形を処分するときに大切なのは「これまで私を見守ってくれてありがとう」といった感謝の気持ちをもつことです。感謝を伝えてお別れするなら、どんな処分方法を用いても問題ありません。
雛人形を処分するときの注意点
雛人形を処分するときの注意点を紹介します。最後まで丁寧に扱い、しっかりとお別れしましょう。
最後まで丁寧に扱う
雛人形を処分するときは、粗末に扱わず最後まで丁寧に扱うことが大切です。供養の有無は問いません。「これまでありがとう」と感謝の気持ちを行動で示すことで、雛人形と気持ちよくお別れできます。
親族や知人に譲るときは事前にしっかり話をしておく
そもそも雛人形は「1人の女の子の厄を引き受けてくれる」という存在です。そのため、雛人形を親族や知人へ譲ることは推奨されていません。
とはいえ、必ずしもNGというわけではなく「厄払いをすれば知人への譲渡もあり」という考え方もあります。ただし、人へものを譲る際はトラブルの可能性が0ではないため、雛人形を親族や知人に譲る場合は、事前にしっかりと事情を話しておくことが大切です。
箱1つずつの中に忘れ物がないかチェックする
雛人形を処分するときは、箱1つひとつの中を確認しましょう。忘れ物がないかチェックしておかないと、処分のあと「大切なものをなくしてしまった」という後悔を生む原因になります。
雛人形の処分に関するよくある質問
雛人形の処分に関するよくある質問に回答します。ガラスケースの処分や時期など、それぞれ解説するので参考にしてみてください。
雛人形のガラスケースはどのように処分すればいい？
雛人形の処分において困りがちなのが「ガラスケースはどのように処分すべきか」という点です。ガラスケースは自治体による粗大ゴミで処分できますが、細かな条件（費用・手続きの流れ）は地域ごとで異なります。
「雛人形とガラスケースをそれぞれ処分するのが面倒…」という方は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。雛人形とガラスケース、そのほか付属品などもまとめて処分できます。
雛人形を処分する正しい時期は？
雛人形を処分する時期は、とくに決まりがありません。とはいえ、主に以下の時期に処分するケースが多いです。
- 娘が自立したとき
- 結婚したとき
- 飾らず仕舞ったままになっているとき
「雛人形が役目を終えた」と個人が感じたときが、処分の正しい時期といえるでしょう。
雛人形を無料で処分する方法はある？
寄付や売却、知人への譲渡などであれば無料で処分できます（郵送料は自費）。ただし、雛人形を無料で回収・処分してくれる「業者」は存在しません。
例えば「無料」を謳う不用品・廃品回収業者を利用するのはNGです。「無料業者」は悪徳・違法業者の可能性が高く、高額請求や不法投棄などの不要なトラブルを招く可能性があります。
雛人形の処分にお困りなら「不用品回収ラクエコ」にご相談ください！
雛人形は、子供のころから成長をともにしてきた大切な存在です。そのため、できれば供養や丁寧な処分方法を用いるのが望まれます。
とはいえ「大切な存在とはいえ、あまり手間をかけたくない…」と考える方もいるでしょう。「供養」といってもさまざまであり、最後にきれいに拭きあげたり、感謝の気持ちをもって最後に写真を撮ったりするだけでも十分「供養」に値します。
「不用品回収ラクエコ」では、大切な雛人形を丁寧に回収いたします。ガラスケースや付属品などもまとめて手間なく処分できるので「雛人形を処分したい…」とお困りの方はぜひご相談ください。
