久々に帰った実家がゴミ屋敷状態になっていると、驚くと同時に、なぜこのような状態になってしまったのか理解できずに困惑するかと思います。
片付けをするように親に話してみても、思った以上に乗り気ではない返事に、
- ゴミ屋敷のような状態でなぜ片付けないのか?
- 汚いと伝えているのに理解してくれない
と悩んでいないでしょうか?
この記事では、実家がゴミ屋敷になった原因と放置することのリスク、片付けるための親の説得方法などを紹介しています。実家がゴミ屋敷となっているのに、親が話をきいてくれず困っている方の参考になる内容です。ぜひ最後までご覧ください。
実家がゴミ屋敷になってしまう原因
実家がゴミ屋敷になってしまう原因の一つに、親の高齢化が挙げられます。年齢とともに体力や気力がなくなり、家の片付けも面倒になってしまう方もいるでしょう。ここでは、実家がゴミ屋敷になってしまった原因を解説します。
不安・孤独感が強い
ゴミ屋敷となってしまう原因の一つに不安や孤独感が挙げられます。日本では近年、少子高齢化が進み、高齢者の数が増加傾向です。
とくに一人暮らしの高齢者も増えており、孤独感が強くなっていたり、自分の将来を考えて不安になったりする方も少なくないようです。
その孤独感や不安を埋めるために、物をため込もうとする心理が働きます。長年、その行動が続くとゴミ屋敷になってしまうのです。
物を捨てられない
もったいないという気持ちが強く、いつ使うか分からない物をため込んでしまう方は少なくありません。特に高齢になるほど、物を捨てられない傾向が多く見られます。
物を大切にする気持ちから、無意識にため込んでしまうため、気づけば増えてしまって手に負えない状態になっていることが考えられます。
ただし、このようなケースの場合、管理の仕方や活用方法が分かれば、ゴミの量を減らしていける可能性があります。
人に頼りたくない
高齢者のなかには、自宅内を他人に触られたくない、人に頼りたくないと考える方も少なくありません。
昔から、自分でなんでもこなしてきた方にとっては、自宅内のゴミを人に処分してもらうというのは、考えられないと拒否的になってしまいます。
そのため、ため込んでしまったものやゴミを、自分では処分しきれなくなり、ゴミ屋敷となってしまうのです。
気力・体力がない
年齢を重ねるとともに、体力が衰え、気力も持続しにくくなってきます。昔はすぐに出来た掃除も、腰痛や関節の痛みなどで出来なくなることも多くなります。
特に重いものや大きさのあるものはため込みがちになる方もいるでしょう。少しくらいのゴミなら生活に支障がないと判断して掃除しなくなり、結果的にゴミ屋敷のような状態になってしまいます。
精神疾患が原因で片づけられない
人によっては、大きなストレスを抱えてゴミを片付けられなくなる方もいます。
ストレスが原因で、統合失調症やうつ病を発症してしまった場合、症状のなかに、自分の身の回りのことに関心がなくなるケースもあるようです。また、高齢になると認知症の発症も考えられます。
本人の意思だけの問題ではなく、病気が原因でゴミを片付けられなくなっていることも、知っておく必要があります。
ゴミ屋敷の実家を放置するリスク
ゴミ屋敷を放置することは、ゴミに関するトラブルだけではなく、さまざまなリスクが伴うため注意が必要です。考えられるリスクを以下で紹介します。
- 病気やケガをしやすくなる
- 自然災害が発生したとき被害が大きくなる
- 精神状態が悪化する
- 近所の人とトラブルになる
- ゴミ屋敷が原因で子どもや親族と絶縁状態になる
- 貴重品がある場所が分からなくなる
- 遺品整理に大きな負担がかかる
- 相続するときにトラブルが起こる
このように、ゴミ屋敷となってしまった状態を放置すると、大切なものが見つからない、ご近所とのトラブル、精神状態の悪化など、さまざまなリスクが増えていきます。最悪、事故やケガにつながる可能性も高くなるため、早めに片付けを開始した方がよいでしょう。
ゴミ屋敷化した実家を片付ける方法
ゴミ屋敷となってしまった実家を片付けるためには、まず住んでいる親の説得から始める必要があります。勝手に進めてしまうと親との間で大きなトラブルになりかねません。
ここでは、ゴミ屋敷となった実家を片付ける方法と流れを解説しますので、参考にしてください。
ゴミ屋敷の片付けのために親を説得する
ゴミ屋敷の片付けを進めるためには、まず親に片付けを納得してもらうことから始める必要があります。
片付けることに納得できない親は、ゴミをため込む理由があります。ほかの人から見て「ゴミ」でも、親にとっては、それは大切なものかもしれません。
そのため、強引に片付けを進めないように気を付けましょう。親子関係に取り返しがつかない大きな溝が出来てしまう可能性もあるため、親の説得は慎重に行ってください。
親を説得する際は、「汚い」「迷惑」など悪い印象を与える言葉がけではなく、片付けることのメリットを伝えるのがおすすめです。
具体的には以下のようなメリットをイメージしやすいように伝えると納得しやすくなります。
- ゴミを片付けると体調が良くなる
- ゴミの下敷きとなるリスクがなくなる
- ゴミが原因のケガがなくなる
- ゴミが片付いたら帰省しやすくなる
- アレルギーのある孫を実家に連れてきやすくなる
親の説得は、前向きな気持ちになってもらうように進める必要があるため、一度や二度、失敗したからといって腹を立てたり、諦めたりしないでください。
ただし、短期間で何度も説得を試みるのは、逆効果になりかねないため注意が必要です。長年過ごした環境を変えるのは、本人にとって大きな決意が必要です。その気持ちに寄り添って、親が納得してくれるまで根気よく声をかけていきましょう。
ゴミのレベルを確認する
片付ける前に、実家のゴミレベルの確認から始めてください。ゴミの量によっては、家族で協力して片付けできる場合もあります。具体的には以下のとおりです。
- 床が見える範囲の量
- 整理整頓がメイン
片付けは、力仕事がメインになりますので、力のある大人の男性がいる方が安全に進められます。
業者に依頼するか判断する
実家のゴミのレベルが、床が見えないほど積みあがっていたり、害虫が発生していたりする場合は、業者に依頼するのがベストです。無理に自分たちで片付けようとすると、害虫が原因で体調を崩したり、ゴミでケガをしたりする場合があるため危険です。
ゴミ屋敷と呼ばれるレベルの場合、ほとんどは業者に依頼した方が安全でスムーズに進みます。ゴミ屋敷の片付けを自分たちで行うのか、業者に依頼するのか悩んでいる方は下記のコラムが参考になりますので、ご覧ください。
業者に依頼する場合の費用相場
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する場合、部屋の広さや作業するスタッフの人数、作業時間などで費用が変動します。以下で部屋の間取り別の費用相場をご紹介しますので、参考にしてください。
間取り | 作業員の人数 | 作業時間 | 費用相場 |
1K〜1DK | 1名〜2名 | 1時間〜3時間 | 30,000円〜 |
1LDK〜2DK | 2名〜5名 | 1時間〜3時間 | 70,000円〜 |
2LDK〜3DK | 3名〜7名 | 3時間〜10時間 | 150,000円〜 |
3LDK以上 | 4名〜10名 | 5時間〜12時間 | 220,000円〜 |
一般的な相場となっているため、確かな金額を知りたい方は、見積もりを依頼するのがおすすめです。複数の業者から相見積もりを依頼することで、比較しやすくなります。
信頼できる業者の選び方と依頼の流れ
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する際に、どの業者を選べばいいのか悩む方は少なくありません。ここでは、信頼できる業者の選び方と依頼の流れをご紹介します。
信頼できる業者の選び方
信頼できる業者の見分け方は以下のとおりです。
- 見積りの内容が明確
- 費用が一般的な相場
- 片付けと買取の両方に対応
見積りの内容が料金だけではなく、作業内容や時間など詳細に記載されている業者は信頼度が高いといえます。
また、明らかに費用が安すぎる業者は、あとで高額請求の危険もありますので、作業内容がどこまでなのかを見積り書で確認するようにしましょう。
ほかにも、片付けと同時に価値のある品を見つけ出して買い取ってくれる業者を選ぶと、費用を安く抑えられる可能性があります。
業者に依頼する流れ
気になる業者が決まったら、以下の流れで依頼してみましょう。
- 問い合わせをする
- 見積もりを依頼する
- 詳細な作業内容の確認をする
- 正式に清掃作業の依頼をする
相談や見積もりまで無料で対応してくれる業者を選ぶと、問い合わせもしやすくなります。
ゴミ屋敷の実家に関するよくある質問
ここでは、ゴミ屋敷の実家に関してよくある質問にお答えします。
ゴミ屋敷の実家を片付けるために親を説得するコツは?
ゴミ屋敷を片付けるために親の説得に使える説明は以下のとおりです。
- 緊急時に物が見つかりやすくなる
- 家が安全な状態になる
- 在宅介護がしやすくなる
- 家の財産にかかわるものが分かりやすくなる
片付けに関してよいイメージができると、親も納得しやすくなります。ただし、強制してしまうと逆効果になるため、時間をかけながら少しずつ説得する必要があります。
実家が汚いとスピリチュアル的にはどうなの?
実家が汚いことによる、スピリチュアル的な影響は以下の内容が挙げられます。
- 良くないモノを引き寄せる
- 体調を崩す
ただし、スピリチュアル的に伝えられている内容のため、実際に上記のようになるとは限りません。
ゴミ屋敷の実家の片付けにお困りなら「不用品回収ラクエコ」にお任せ
実家がゴミ屋敷になってしまう原因の一つに親の高齢化が挙げられます。
年を重ねるごとに、体力や気力が落ちてしまうことや、孤独感や不安によりため込んでしまうケースもあります。また、病気が原因で片付けられなくなることも少なくありません。
しかし、ゴミ屋敷を放置すると、ご近所トラブルだけではなく、さまざまなリスクが伴います。最悪な場合、大きな事故やケガの原因にもなりえるため、できるだけ早く片付けを進める必要があります。
ただし、実家の片付けは親を説得したうえで進めていかないと、親子関係に大きな溝ができてしまう可能性があります。そうならないように、ご紹介した方法で親を説得するところから始めてください。
信頼できる業者選びもご紹介しましたが、なかなか決められないとお困りの方は、「不用品回収ラクエコ」にお任せください。年間10,000件以上の実績を突破しており、経験値の高いスタッフばかりです。
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