ゴミ屋敷を片付ける際の順番は？正しい手順で効率的に進めよう

2023 9/20

2023年9月20日

ゴミ屋敷を片付ける際、

どのような順番で進めればよいのか
ゴミ屋敷を片付ける際のコツは？
自分で片付けるのが難しいときはどうすればよい？

このように悩んでいませんか？

ゴミ屋敷の片付けは、やみくもに進めてもうまくいきません。一方で、正しい順番で進めることで効率的に片付けられます。

そこで当記事では、ゴミ屋敷を片付ける際の順番について紹介します。事前準備や効率的に進めるためのコツも解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事でわかること
・ゴミ屋敷を効率的に片付けるための順番
・ゴミ屋敷を自分で片付ける際のコツ
・自分だけではゴミ屋敷清掃が難しいときの対処法

こんな人におすすめの記事です
・ゴミ屋敷化してしまった自宅をなんとかしたいと考えている方
・ゴミ屋敷を効率的に片付ける方法や手順を知りたい方

ゴミ屋敷を片付ける際の事前準備

ゴミ屋敷を効率的に片付けるためには、事前準備が必須です。準備を整えておかないと、作業を途中で中断しなければいけなくなる可能性があります。

具体的なスケジュールを組む

ゴミ屋敷を片付ける際は、スケジュールを組んで進めるのがおすすめです。「今日は玄関」「明日は居間の不用品を片付ける」など、無理のない範囲でスケジュールを組みましょう。

また、ゴミ屋敷清掃では大量のゴミや不用品が出ます。家の中や前にゴミを放置するのは避けるべきなので、片付け前にゴミ回収の日程も確認しておくことが大切です。

片付けに必要なものを用意する

ゴミ屋敷を片付ける際は、事前に必要なものを用意しておきましょう。

マスク
汚れてもよい服
軍手
害虫駆除剤
仕分け用のボックス
ゴミ袋
ガムテープや梱包用の紐
新聞紙（鋭利なものを捨てる際に使用）
ハサミ
掃除グッズ（ほうき・ちりとり・掃除機・雑巾など）
ゴミの処分に必要な台車や車、トラック

片付け前に用意しておけば、作業を止めることなく進められます。ゴミ袋はすぐにいっぱいになるので、100枚ほど用意しておくと安心です。

正しい分別・ゴミ捨ての方法を理解しておく

ゴミや不用品の処分方法は、自治体によって異なります。正しい処分方法を用いられるように、事前にルールを確認しておくことが大切です。

とくに、不用品（粗大ゴミ）の扱い方は自治体ごとで全く違います。粗大ゴミの定義や処分方法を理解しておかないと、最悪の場合、回収されずに不法投棄とみなされる危険性があるので注意しましょう。

ゴミ屋敷・散らかった部屋はどこから片付ける？正しい順番とは

ゴミ屋敷の片付けには正しい順番があります。とくに掃除が苦手な方ほど、正しい順番で進めないと、作業の途中で挫折してしまう可能性があります。それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。

床や足元に散らばっている明らかなゴミを捨てる

ゴミ屋敷を片付ける際は、まずは床や足元に散らばっているゴミを捨てていきましょう。食べ残しや捨て忘れていたゴミ、明らかな不用品から優先的に処分すれば、作業の導線を確保できます。

小スペースごとに区切って片付けを進める

ゴミ屋敷の片付けを全体的に進めようとするのは非効率です。「今日は玄関」「明日は居間で、次の日はキッチンを片付けよう」というように、小スペースごとに区切って進めるのがおすすめです。

スペースごとに区切るほうが進めやすいですし、片付けの成果も見えやすく、モチベーション維持にもつながります。

必要なもの・不要なものを仕分ける

ゴミ屋敷の片付けでは、必要なもの・不要なものを仕分ける作業も重要です。ひとまず簡易的なボックスを2つ用意して、いるもの・いらないものを分けておくと効率的に進められます。

ボックスがいっぱいになったタイミング、もしくは1つのスペースの片付けが終わったときに、残すのか、処分するのかを判断しましょう。

ゴミや不用品を処分する

不要なものを仕分けられたら、大きなゴミや不用品から順に処分していきます。自治体の処分方法を用いて、もしくは専門業者に依頼して、不要なものを出していきましょう。大型の不用品（ベッドやタンス、家電製品など）がある場合は、とくに注意してください。

最後に清掃をする

ゴミ屋敷は片付けだけでなく、最後に清掃までするのが大事です。床掃除や水周り、窓際などを拭き上げましょう。可能であれば、収納する前におこなうと、隅々まで清掃をしやすく、よりきれいな状態に戻せます。

ゴミ屋敷を片付ける際のコツ

ゴミ屋敷を片付けるのは大変です。ゴミ屋敷になるのは掃除や片付けが苦手な方が多いですが、コツを押さえておけば、スムーズに作業を進められます。

以下でゴミ屋敷を片付ける際のコツを解説するので、参考にしてみてください。

もったいないという考えを捨てる

そもそも、ゴミ屋敷になりやすいのは物を捨てられない人です。しかし、使わないもの・不要なものを捨てなければ、部屋はきれいになりません。

ゴミ屋敷をなんとかしたいと思うなら、もったいないという考えを捨てることが大切です。どれくらい使っていないのか、貴重品かどうかなど、自分の中で基準を決めて、できるだけ多くを捨てるように心がけましょう。

成果を感じやすいように片付ける

ゴミ屋敷を自分で片付けるには時間がかかるため、モチベーション維持が重要になります。小スペースごとで作業を進め、1日1日成果がわかりやすいように片付けるのがおすすめです。

1日ですべてを片付けようと思わない

正直なところ、ゴミ屋敷を1日で片付けるのは困難です。毎日少しずつでも問題ありません。無理せず、焦らず進めましょう。

自分だけではゴミ屋敷清掃が難しいときの対処法

ゴミ屋敷の状態によっては、自分だけで清掃をするのが難しいケースがあります。そんなときは、周囲や業者に頼るのがおすすめです。以下でそれぞれ詳しく解説します。

ゴミ屋敷業者に片付けを依頼する

自分だけではゴミ屋敷の片付けが難しいときは、専門業者を利用するのがおすすめです。ある程度の費用はかかるものの、以下のように多くのメリットを得られます。

ゴミ屋敷でも手間なく片付けられる（立会いのみでOK）
スピーディーな対応で、最短できれいになる
きれいを維持するためにアドバイスをもらえる
優良業者なら近隣にバレずに安心

ゴミ屋敷業者に依頼すれば、ゴミの処分や不用品回収はもちろん、片付け後の清掃（主に拭き上げ）まで任せられます。いつかの食べ残しやカビが生えたゴミなど、汚くて触りたくないものでも、スタッフが処分してくれるので安心です。

また、状態によっては最短数時間〜1日で片付けられる点も魅力です。近隣に配慮してくれる業者を利用すれば、「片付けるときに近隣にバレるのが嫌」という方でも心配いりません。

親族や知人に協力を仰ぐ

ゴミ屋敷の片付けがうまく進まない場合は、親族や知人に協力を仰ぐのもよいでしょう。片付けを手伝ってくれる人がいれば、作業をスピードアップできます。

自治体に相談する

自治体によっては、ゴミ屋敷に関する相談窓口が設置されています。なかにはボランティアが片付けを手伝ってくれたり、片付け費用を一部負担してくれる補助金があったりするので、ゴミ屋敷の片付けに困った際は一度相談してみてください。

ゴミ屋敷の片付けに関するよくある質問

ゴミ屋敷の片付けに関するよくある質問に回答します。

ゴミ屋敷を片付けたあと、綺麗を維持する方法は？

ゴミ屋敷を片付けても、これまでと同じ生活を続けていれば、すぐにまた汚れてしまいます。ゴミ屋敷を片付けたあとは、きれいを維持することが大切です。

日頃からゴミを捨てる
1つ買ったら不要になったものを捨て、物を溜めない
生活習慣を見直す
定期的に親族や知人を自宅に招く

ゴミ屋敷を回避するために重要なのは「生活習慣の見直し」です。規則正しい生活をすると、ゴミ出しをする・汚れたところが気になる・掃除をする、といった心の余裕がうまれます。

また、できるだけ物を溜めないよう、改めてルールを決めておくのも大切です。「1つ物を買ったら古いものを1つ捨てる」「クローゼットに入る服しか買わない」など、守りやすく、わかりやすいルールを決めておきましょう。

ゴミ屋敷の片付けは自分・業者どっちがよい？

ゴミ屋敷の片付けは業者に依頼するのがおすすめです。片付けの手間がかからないだけでなく、最短できれいな状態に戻せます。

ただし、ゴミ屋敷のすべての片付けを業者に依頼すると、場合によっては数十万円以上の費用がかかります。そのため、できる範囲は自分でして、大変な作業（大量のごみ処分、大型の不用品の搬出など）は業者に任せるのがよいでしょう。

ゴミ屋敷の片付けにかかる費用はどれくらい？

ゴミ屋敷の片付けにかかる費用は以下のとおりです。

間取り	作業員の人数	作業時間	費用相場
1K～1DK	1名～2名	1時間～3時間	30,000円～
1LDK～2DK	2名～5名	2時間～8時間	70,000円～
2LDK～3DK	3名～7名	3時間～10時間	150,000円～
3LDK以上	4名～10名	5時間～12時間	220,000円～