故人を追悼し、忙しい時間が続いたあとは、心身ともに疲れてしまいます。
しかし、遺品整理のことも考えなくてはならず、下記のように悩んでしまっていないでしょうか。
- 遺品整理はいつから始めるべきか分からない
- 遺品整理ってしなければいけないこと?
- 遺品整理のやり方が分からない
この記事では、遺品整理のタイミングの目安や具体的なスケジュールなどをご紹介します。ほかにも、遺品整理の注意点や業者に依頼した場合の費用など詳しく解説しています。
遺品整理の悩みを解決する内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
遺品整理はいつから?タイミングの目安を紹介
遺品整理を始めるのはいつからなのか、気になるところですが、明確なタイミングは決められていません。ここでは、遺品整理を始めるタイミングの目安を紹介します。
親族が集まる法要のあとが一般的
一つ目の目安は、四十九日や1周期・3回忌・7回忌といった法要時に親族が集まるタイミングでおこなうのが一般的です。
親族できちんと話し合いをしたうえで、遺品整理を始めないとトラブルにつながる可能性がありますので、注意してください。
遠方の親族もいるはずですので、法要時に集まった際に話し合うのがおすすめのタイミングです。
気持ちの整理がついたとき
二つ目の目安は、故人との思い出に気持ちの整理がついたときがタイミングになる場合もあります。
個人と親しい間柄であった場合、悲しみで遺品整理どころではないはずです。まずは、気持ちが落ち着くのを優先しましょう。故人への気持ちの整理がついたあとが、遺品整理のタイミングとなります。
サービスや契約によっては早めの手続きが必要
三つ目の目安は、死亡後の手続きに期限が決められている場合です。税金や住居の手続きなどがある場合、できるだけ早く対処が必要なこともあります。
たとえば、死亡届や年金受給権者死亡届の提出などは14日以内に手続きが必要です。ほかにも水道や電気なども同様に手続きに期限が決められています。
そのため、急ぎの手続きが終わった流れで、遺品整理をするのもタイミングの目安といえるでしょう。
遺品整理のタイミングを決めたあとの具体的なスケジュール
遺品整理のタイミングを決めたら、次は具体的なスケジュールを決めるとスムーズに進みます。例えば以下の流れがおすすめです。
- すぐに整理が必要なこととそうでないものに分ける
- 遺品整理を自分でおこなうか業者に依頼するか決める
- 自分で整理するなら遺品を分類する
遺品整理のスケジュールを詳しく説明しますので、参考にしてください。
1.すぐに整理が必要なこととそうでないものに分ける
故人が利用していたサービスや契約期間が決まっていることなどを手続きの期限に制限があるものと時間をおいても大丈夫なものに分けておきましょう。
早めに手続きが必要なものを、スケジュールにまとめておくと、焦らず落ち着いて手続きができます。手続きが遅れてしまうと、その分の利用料を払うことになりますので、手続き関係はすぐに処理しておくのがおすすめです。
2.遺品整理を自分でおこなうか業者に依頼するか決める
次に、遺品整理を自分でおこなうか業者に依頼するかを決めましょう。自分でおこなう場合は、時間と労力がかなりかかります。
そのため、いつまでにどれくらい整理をしていくか決めておかないと整理しきれず、精神的にも体力的にも消耗してしまう可能性が高いといえるでしょう。
まとまった時間がない方は、業者に依頼すると、分類やアドバイスをしてくれるためスムーズに作業が進みます。
3.自分で整理するなら遺品を分類する
自分で遺品整理する場合は、整理する遺品は以下の4種類に分けると整理しやすくなります。
- 貴重品
- 思い出の品(形見)
- 再利用
- 廃棄
貴重品や思い出の品など、遺族の手元に残す物、リサイクルや廃棄する物などに分けてから、細かな分別をするのがおすすめです。
できるなら1人でおこなうのではなく、話し合いながら進めるために手伝ってくれる遺族がいると助かるのではないでしょうか。
遺品整理をおこなう際の注意点
ここでは、遺品整理をおこなう際の注意点を解説します。
遺品整理は遺族の合意を得てからおこなう
遺品整理は、遺族の間で合意を得てから進めましょう。
特に相続がある場合は、トラブルになることがあるため、遺品整理は遺族の合意を得てから進める必要があります。
相続放棄をする場合は3ヵ月以内におこなう
故人に借金や負債がある場合は、自分が故人の相続人であると知ったときから3ヵ月以内に家庭裁判所に対して相続放棄の手続きをする必要があります。
相続に関する手続きは3ヵ月以内におこなわないと、相続したとみなされたり、相続できなかったりするケースがあります。この場合、相続税にも影響が出ますので、早めに手続きをしましょう。
相続放棄を考えている場合は遺品整理をしないほうがよい
また、相続放棄を考えている場合は、遺品整理に着手しないようにしましょう。遺品に手を付けてしまうと、相続したとみなされてしまう場合がありますので、注意が必要です。
遺品整理は自分で?業者に依頼?メリット・デメリットを解説
遺品整理を自分でおこなう場合と業者に依頼する場合のメリット・デメリットを解説します。
遺品整理を自分でおこなうメリット・デメリット
遺品整理を自分でおこなうメリット・デメリットは以下の表のとおりです。
メリット | ・費用を抑えられる |
デメリット | ・時間と手間がかかる・体力面と精神面への負担が大きい |
業者に依頼するメリット・デメリット
遺品整理を業者に依頼するメリット・デメリットは以下の表のとおりです。
メリット | ・作業になれたプロなので時間があまりかからない・不用品やゴミの処分もお任せできる・処分に困る物へのアドバイスもしてくれる・不用品を買い取ってくれる場合もある |
デメリット | ・費用が割高になってしまう・業者選びに迷ってしまう |
業者選びにお困りなら「不用品回収ラクエコ」がおすすめです。
遺品整理にかかる費用の目安
遺品整理にかかる費用の目安を自分でおこなう場合と業者に依頼した場合でご紹介します。
自分で遺品整理をおこなう場合の費用目安
自分で処分する場合は、数千円ほどの費用がかかります。考えられるのは、主に以下の費用です。
- 自治体に粗大ごみ回収依頼をする費用
- ごみ袋代
- 清掃が必要な場合、ほうき、雑巾などの清掃道具代
- 家電リサイクル法の対象なる家電の処分費用
自治体に払う回収費用や清掃・処分にかかる費用は大きな金額にはなりませんが、時間と労力がかかるため、長期的になることを考えておく必要があります。
業者に依頼する場合の費用目安
一軒家の遺品整理を業者に依頼する場合、部屋の大きさ・作業人数・作業時間によって金額も異なります。
費用は間取り1R・1Kで3~60万円と大きく変動しますので、具体的な内容や費用は見積もりを出してもらいましょう。
もう少し詳しく知りたい人は以下の記事で詳細な費用目安を紹介しています。
(内部リンク)
遺品整理に関する気になる疑問
ここでは、遺品整理に関する気になる疑問を3つご紹介します。
遺品整理 何から始める?
遺品整理は相続の整理から始めるのがおすすめです。
- 預金通帳
- 有価証券などの資産
- 負債
故人の死亡後10ヵ月以内に相続税の申告をおこわないと、相続税の控除が受けられなくなるので注意しましょう。
遺品整理で捨ててはいけないものとは?
遺品整理で捨ててしまわないようにするべきものを以下で紹介します。
- 金銭に関するもの
- 返却しなければならないもの
- 支払いに関するもの
- 相続人が必要としそうなもの
- 買い取りできそうなもの
- 思い出のあるもの
故人の遺品は、本人しか分からない場所にあったり、不要かどうかが分からなかったりする場合が多いため、大変な作業です。遺品整理に時間をかけられない方は業者に依頼するとスムーズに進みます。
遺品整理をしないとどうなる?
遺品整理をしないとトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
たとえば以下のリスクが考えられるでしょう。
- 火災
- 犯罪
- 倒壊
故人の家の荷物を長期間、放置してしまうことで起きる事故やトラブルも少なくありません。計画的に整理することをおすすめします。
遺品整理にお困りなら「不用品回収ラクエコ」まで!
遺品整理をいつからするべきかは、遺族の状況によって異なります。タイミングの目安は、法要時や気持ちの整理がついたとき、必要な手続きの流れなどがおすすめです。
また、計画的に進めないと長期間、放置することになり、トラブルに巻き込まれてしまうケースもありますので注意が必要です。遺品整理に時間や手間が割けない場合は、業者に依頼しましょう。
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