遺品整理にかかる費用は荷物の量や部屋の大きさなどで決まります。
ただし、同じ部屋の遺品整理であっても、費用を安くする方法や優良業者を選ぶポイントを知っておくことで費用を抑えてストレスなく処分を進めることが可能です。
この記事では、初めに遺品整理にかかる費用相場を紹介したうえで、費用を安くする方法や優良業者を選ぶポイントを解説します。
愛知県・静岡県で遺品整理業者をお探しの方は参考にしてみてください。
遺品整理業者の費用相場・料金の内訳(料金表あり)
遺品整理の費用は複数の要素から決定され、主に次の事項が挙げられます。
- 荷物の量
- 処分する物の種類
- 部屋の大きさ
- 建物や周辺の状況
- 作業人数
- 作業時間
- オプションサービスの有無
- 整理する物の中に価値のある物が含まれるか
そのため、費用相場も一概に決められるものではありません。
ここでは、一軒家とマンション・アパートを例として遺品整理の費用相場を紹介しますが、状況によっては費用が大きく変わる可能性もある点はご注意ください。
一軒家の遺品整理の費用相場(料金表)
遺品整理の費用は複数の要素によって決まりますが、基本となるのは、部屋の大きさ、作業人数、作業時間です。
全国800社以上の遺品整理業者と提携している「みんなの遺品整理」調べによると、相場は次の表のようになります。
間取り | 料金相場 | 作業人数 | 作業時間 |
1R・1K | 30,000円~80,000円 | 1~2名 | 1~3時間 |
1DK | 50,000円~120,000円 | 2~3名 | 2~4時間 |
1LDK | 70,000円~200,000円 | 2~4名 | 2~6時間 |
2DK | 90,000円~250,000円 | 2~5名 | 2~6時間 |
2LDK | 120,000円~300,000円 | 3~6名 | 3~8時間 |
3DK | 150,000円~400,000円 | 3~7名 | 4~10時間 |
3LDK | 170,000円~500,000円 | 4~8名 | 5~12時間 |
4LDK以上 | 220,000円~600,000円 | 4~10名 | 6~15時間 |
平屋ではない一軒家の場合、3DK以上の大きさになることがほとんどなので、最低でも15万円は必要と考えておくべきでしょう。

アパート・マンションの遺品整理の費用相場
アパート・マンションの遺品整理は、1LDKまでの単身者用の部屋であれば10万円ほどが費用相場となります。
一軒家とアパート・マンションに分けて費用相場を紹介しましたが、結局のところ間取りと荷物の量が費用を決める大きな要素となるため、アパート・マンションであっても一軒家の費用相場を超えることもあります。
また、アパート・マンションでエレベーターがなく、階段の上り下りが必要な場合には相場よりも料金が高くなる可能性が高いです。
エレベーターがない場合のアパート・マンションの遺品整理の費用相場は、下記の表を参考にしてください。
間取り | 費用 |
1K | 1階:50,000円〜75,000円 3階以上:75,000円〜100,000円 |
2K | 1階:150,000円〜200,000円 3階以上:175,000円〜250,000円 |
3DK | 1階:250,000円〜 3階以上:350,000円〜 |
他にも、遺品の配達や仏壇の供養などさまざまなオプションの追加も可能です。簡易清掃は無料で対応している場合が多いですが、賃貸のアパートやマンションの場合、一軒家の場合と異なり退去のためのハウスクリーニングが必要なこともあります。オプションで対応している場合もあるので、利用する際は見積もりを取る時に、一度相談してみるのが良いです。
オプションを利用する場合は、退去時にどのような手続きが必要になるのかを、公営住宅では市や管理協会、借主や大家などに確認しておきましょう。
アパート・マンションの遺品整理で気をつけること
アパートやマンションで遺品整理を行う場合は、下記の3つに注意してください。
- 契約内容を確認する
- 期限を決めて対応する
- 備え付けのものを確認する
はじめに、アパートやマンションを賃貸契約していた場合は、賃貸契約に基づき手続きを進めます。そのため、遺品整理をする際は、家賃の請求が発生するため期限までに対応しなければなりません。まずは借主や大家に確認をしましょう。
その際に、エアコンや照明、家具家電など故人の所有物がどれかを確認しておくと、作業がスムーズに進みます。
遺品整理は自分でできる?
遺品整理は自分で行うことも不可能ではありません。
実際、故人の思い出の品は自分自身で整理することを選択する人も多いです。
しかし、一軒家を丸ごと整理しなければならない場合や、退去などで整理を急ぐ場合などには、自分自身で遺品整理を行うには相当の労力が必要となります。
特に大型家具・家電が多い場合は、1つ1つの処分に苦労することでしょう。
そのため、遺品整理に多くの労力をかけられる状況でなければ、遺品整理業者に依頼することをおすすめします。
自分でできる範囲は自分で、それ以上のことは業者に依頼するという形で、一部の作業のみ業者に依頼するというのも良い方法です。
業者任せではなく自分で整理したいものは自分で整理でき、費用もその分だけ安く抑えることもできます。
遺品整理の費用を安くする5つの方法
遺品整理はそのまま業者に丸投げするのではなく、工夫をすることで費用を大きく抑えることも可能です。
ここでは、遺品整理の費用を安くする5つの方法を解説します。
遺品整理の費用を抑えたい方は、これらの作業を行ったうえで業者に依頼するようにしてください。
自分で処分できるものはあらかじめ処分しておく
遺品整理の費用は処分する物の量で決まるので、自分で処分できるものはあらかじめ処分して荷物の量を減らしておくと、その分だけ費用を抑えることができます。
必要な物と処分する物を分けておくだけでも、作業がスムーズに行えるため、作業時間が短くなり、その分だけ費用も抑えられるでしょう。
時間の無い方でも最低限、必要な物と処分する物を分ける作業だけは事前に行うことをおすすめします。
遺品整理を自分で行いたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

価値のあるものは買取してもらう
遺品の中で価値のあるものは買取してもらうことで、買取金額を整理費用に充てることができます。
家電リサイクル法の対象となる冷蔵庫などの家電は、単に処分してしまうとリサイクル費用がかかってしまいますが、価値のあるものであれば買取をしてもらうことで逆にお金に換えることが可能です。
価値のあるものを単に処分してしまうと、相続手続きでトラブルになる可能性すらあります。他に相続人がいる場合には、遺品整理で買取に出したものを説明できるようにしておきましょう。
買取の方法としては、遺品整理業者とは別途にリサイクルショップなどを利用する方法もありますが、買取業務にも対応している遺品整理業者であれば、買取と処分をまとめて行うことができます。
部屋を掃除しておく
遺品整理は、部屋を片付けた後に、処分する物と必要な物を分ける作業を行います。
そのため、部屋の掃除ができていなければ作業開始前の清掃・片付けに時間がかかり、その分だけ費用が余分にかかってしまいます。
そのため、遺品整理業者に依頼する前に部屋の掃除は済ませて、業者へは仕分け作業と回収作業のみを依頼するようにしましょう。

複数の遺品整理業者に相見積もりを取る
はじめに、遺品整理の相場を紹介しましたが、遺品の量や間取りによって費用は異なります。そのため、遺品整理業者の中には過剰請求を行う業者も少なくありません。適正な費用でサービスを受けるためにも、複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。
最低でも3社から見積もりを取り、担当者の対応や作業内容を説明してもらえるかなど、比べてみてください。また、見積もりを取ることで業者に依頼する作業と自身で行う作業を明確にすることもできます。
スケジュールにゆとりを持たせる
遺品整理業者に作業を依頼する場合は、希望日を伝えるだけでなく、完了希望日にゆとりを持たせると値引き交渉がしやすいです。例えば、◯日までに作業を終わらせてくださいと依頼すると、遺品整理業者が日程調整をする必要があり、忙しい場合は割り増しになる場合もあります。
反対に、来月中に終わらせれば良いので、都合の良い時に作業をお願いしますと伝えると、空いている時に対応してもらえるので、値引き交渉もしやすいです。遺品整理業者に依頼をする場合は、スケジュールにゆとりを持たせることで、値引き交渉がしやすくなるので、利用する場合は早めに連絡をしましょう。
遺品整理費用を安くする際の注意点
遺品整理業者を選ぶポイントを理解したら、費用を安くするポイントを紹介します。遺品整理を安くするための注意点は、下記の通りです。
- 追加費用の発生を確認する
- 回収できるものを確認する
- 必要な手続きの流れを理解する
まずは、遺品整理業者の作業内容を確認しましょう。基本作業はどこまで対応しているのか、回収できるものはどれなのかをはっきりとさせることで、今後必要な作業が明確になります。また、遺品整理以外にも、相続手続きや遺産分与などさまざまな手続きがあります。
相続税を申告する際には遺品整理を行い、故人が遺しているものを明らかにしておかなければいけません。手続きが不安な方は、遺品整理業者だけでなく、司法書士や行政書士などの専門の方に相談するのが良いでしょう。
自力でできることとできないことをあらかじめはっきりとさせておくことで、専門の業者に依頼した方が良いか、自力で行うかを見極めることができます。
遺品整理業者を選ぶ3つのポイント
遺品整理業者の中には、見積りなしに作業を行ったうえで、作業完了後に高額請求を行う悪質な業者も存在しています。
悪質な業者でなくとも、遺品整理業者は多く存在しており、その中から優良業者を見抜くのは簡単ではありません。
ここでは、優良業者を見抜くための3つのポイントを紹介します。
作業内容・範囲で比較する
遺品整理を依頼するのに複数の業者に相見積もりを行うのは重要なことです。
しかし、相見積もりを行っても、価格だけで比較するのは危険です。
業者がどこまでの作業に対応してくれるのか、作業人数、作業時間の見積りなども比較しなければ、作業の際に不満を感じてしまうこともあるでしょう。
ひと言に遺品整理と言っても、業者によって作業内容や作業範囲はさまざまです。
たとえば、価値のある物の買取もしてもらいたい場合に、買取に対応していない業者を選ぶと、別途買取業者への依頼が必要となってしまいます。
どの範囲の作業を業者に任せたいのかを検討したうえで、それに対応してもらえる業者を選ぶことが重要です。
見積りで内容を確認したうえで依頼する
無料見積りに対応しており、見積りの内容も明確な遺品整理業者を選ぶようにしましょう。
事前に見積りを提示しない業者は後にどのような金額を請求してくるか予想もつかないため、絶対に利用してはいけません。
見積りの内容に不明点がある場合には、依頼の前に内容を確認し、後からオプションなどで別料金を請求されないようにしておくことが重要です。

安さだけで選ばない
遺品整理業者を見積りの安さだけで選ぶと、後にトラブルとなる可能性もあります。
作業後の高額請求トラブルに巻き込まれないために、見積り決定後の金額変動がない業者を選ぶべきです。
業者に依頼する際には、買取のための古物商許可証があるのか、専門家が対応してくれるのかなど、見積りだけではわからない点にも注意を向けることが重要です。
その際には、業者のサイトなど、インターネットでの口コミも参考にしましょう。
おすすめの遺品整理業者
愛知県、静岡県で遺品整理業者を探している方には「不用品回収ラクエコ」がおすすめです。
「不用品回収ラクエコ」では、遺品整理を単なる不用品回収とは扱わず、ご遺族に代わって故人の遺品を整理し、不要な品物のみ回収します。
その際には、専門家が丁寧かつ誠実に対応しますので、安心して作業を任せられます。
もちろん、無料見積りにも対応しており、金額が確定してからの作業となるため追加料金の心配もありません。まずは、お気軽にお問い合わせください。

相場を理解し適切に遺品整理を行おう
遺品整理を依頼するには相場を理解しておくことが大切です。
遺品整理業者はさまざまで、相場を知らずに作業を依頼すると、高額請求を受けてしまう危険もあります。
この記事を参考に、費用を抑えるための事前の作業を行ったうえで、信頼のできる業者に作業を依頼するようにしましょう。
静岡県、愛知県で遺品整理業者をお探しの方には「不用品回収ラクエコ」がおすすめですので、無料見積りだけでも気軽にお問い合わせください。